島村楽器公式ブログ

全国展開している総合楽器店のスタッフが、音楽や楽器の楽しさや、楽器店にまつわるお話をお伝えします。

2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月9日号 その3

皆さまBuongiorno!
再び札幌クラシック店バイオリンインストラクターの中倫子(なかさとこ)です。

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ミラノ中央駅からヴェネツィア行きの特急に乗り込むマイスター茂木と筆者。

Milano Centrale駅から電車で2時間あまり、マイスター茂木と筆者はPadova駅に到着しました!

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パドヴァ駅で筆者。


パドヴァは、ヴェネツィアに程近いヴェネト州の都市のひとつで、大学の町として知られています。町一番の大きな大学「パドヴァ大学」にはかつて、あのガリレオガリレイや地動説を唱えたコペルニクスや詩人のダンテなどが教鞭をとっていたそうです。

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さっそく、駅から数分のところにあるGiovanni Lazzaro氏の工房へ。 昨年オーダーしていたバイオリンが仕上がったとのことで、確認のために訪れました!

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2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月9日号 その2

皆様Buon giorno!
島村楽器福岡クラシック店:弦楽器アドバイザーの間藤です。

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ベッレイ氏お気に入りの広場にて、筆者。

ベッレイ氏アトリエの近くにある行きつけの名物トラットリア「TRATTORIA ERMES」にてランチ、郷土料理ボロネーゼ風ラザニアをば。

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ここには紙や黒板に書かれたメニューが無く、日替わりメニューを口頭で2種類言われて、それを注文をするという、地元でも珍しくなった昔ならではのスタイルなんだとか。

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『とてもヘビーな料理だから、無理して全部食べないで残してね』という忠告もむなしく、青ざめるベッレイ氏を前にペロリと平らげたブログ編集長糸山氏。後ほど腹痛を訴えることになることは、想像に難くありません・・・(笑)

それでは、前号に引き続きモデナが生んだ天才弦楽器製作家マルチェロ・ベッレイ氏に切り込んでゆきたいと思います!

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2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月9日号 その1

「真実はワインの中にある。」

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いいえ、ワインではなくバイオリンの中を見ましょう・・・、マイスター(笑)


皆様Buon giorno!
島村楽器福岡クラシック店:弦楽器アドバイザーの間藤です。

突然ですが、ブログ原稿作成以外にも様々な脅威に追われている糸山編集長にかわりまして(笑)、本号は編集長指導のもと、間藤がご案内致します。
買い付けチームはフランス・パリ、ベルギーブリュッセルから1日の移動日を挟みまして、次なる目的地イタリア・モデナへと到着しました!

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2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月7日号 その3

皆様Bonjour!
札幌クラシック店:バイオリンインストラクターの中倫子(なかさとこ)と申します。

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カプチーノをいただく筆者。

マイスター茂木と私が訪れたベルギー買い付けの旅行記ですが、もう疲れ果ててフォークも持てない…でも日本食が食べれるならお箸ぐらいなら持てるカモ......という茂木翁に代わりまして、糸山編集長の指導のもと、わたくしが筆を進めて参りたいと思います(笑)

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早朝のパリ北駅Garb du Nord。パリからブリュッセル行きの電車はここから発着します。

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電車の発着ホームと出発時間を表示する掲示板は、旅の雰囲気満点。

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「Train Rouge(赤い電車)」の愛称で親しまれている高速鉄道THALYS。パリとブリュッセルを僅か1時間20分で、最高時速300kmで走行します。

ブリュッセルの素晴らしい建造物とチョコの匂いに感動しつつ、本日の目的地ピエール・ギヨーム氏のアトリエ「Maison Bernard(メイソン・ベルナール)」へお邪魔しました。

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2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月7日号 その2

日本食をお腹に入れてエネルギーチャージ。
洋食に疲れた胃が喜んでいるのが分かります。

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でも、あとで冷静に考えてみて、焼き鳥丼はコレで€12(≒¥1,560)はチョット頂けません。

皆様Bonjour!
どーも島村楽器弦楽器アドバイザーの糸山です。

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いよいよParis買い付けも大詰め。フランス人と一緒に居ても結構迷ったPorte de Champerret駅前。

さて、続いてご案内致しますオールドバイオリンは、レストレーションのプロフェッショナルの工房で入手しました。
まずは、Parisで活躍する弦楽器のエキスパート、ムッシュ・ヒューグ・パウミエーレ氏をご紹介致します。

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今さら聞けない「ピックの基礎知識」厚さ・形状・材質の違いって?

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「ピック」は、ギターやベースなどの楽器を弾く際には必須のアイテム!

楽器店には、何十種類にも及ぶピックが並んでいますよね。厚さ、形状、素材など種類も豊富ですし、アーティスト・モデルも多数ありますよね。その中から自分に合ったピックを選ぶことって、ビギナーの方は特に難しいと思うんです。

「ピックなんてなんでもいい」って思う方もいるかもしれませんが、弦に直接ニュアンスが伝わるピックこそこだわり、自分に最適なピックを改めて考えてみませんか?
まずは、きっかけとして

  • 自分の好きなアーティストが使用しているピック
  • アーティストモデルのピック
  • プレイヤーの使用頻度が高いピックや人気のピック

など、いろいろなピックを試してみることも大事ですよね。

ただ、自分で選んだピックは、本当に自分に合ってるのか・・・。悩んでしまう、なんて方もいるかと思います。
ビギナーの方はもちろん、改めてピックに関心を持ってみようと思ってる方、これから書いていくことを参考にしてみてはいかがでしょうか。

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2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月7日号 その1

春はあけぼの。

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モンソー公園で咲いてゐる桜らしきもの、いとおかし。

時差ボケ解消とメタボ解消のため、筆者は早朝から宿泊先近くのモンソー公園内をジョギングです(笑)

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フランス人はランニング大好き。

皆様Bonjour!
どーも島村楽器弦楽器アドバイザーの糸山です。

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トルテがよく釣りをしていたというセーヌ川に架かる橋からの風景。 

仕事前に朝食をと、ブラッスリーの新規開拓でブラブラと辺りを徘徊していましたところ、今日は土曜日なのでマルシェ(市場)が開催されてました!

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八百屋さんは未だ準備中。

マルシェは土曜日の午前中に行われていることが多く、野菜、ハム、チーズなどの生産者が直接お店を出しています。

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こちらはお肉屋さん。様々なハム、ソーセージ、サラミがずらり。全て試食してみたい。

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チーズ屋さんからは複雑な発酵した香りが漂っていました。

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魚屋さんも!意外と種類が多くてびっくりしました。

色とりどりの食材、お店の人とお客さんのやりとりを眺めているだけで楽しめます。

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クレープを焼く鉄板で鼻歌を歌いながら軽快に調理するお兄さん。カタトコのフランス語で注文したら、流暢な日本語で返事が返ってきました(笑)

屋台の芳しい匂いに導かれ、今日はこのフランス版お好み焼きのような食べ物を朝食としました。

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じゃがいもと玉ねぎ、チーズのガレット 2.50€

え?、肝心のオールドバイオリンはどーしたんだって?(ドキッ…)

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選定中のオールドバイオリンたち。1750年~1820年頃に製作された楽器をターゲットにリサーチしました。

『マイスター茂木も歩けばオールドバイオリンに当たる』ほど、そんなにこの世界は甘くはありません(笑)

当社の基準を満たす、音が良くて、コンディションの良いオールドバイオリンを見つけるには、2班に別れてローリングした昨日の午後だけでは完結しませんでした。

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試奏前の調弦中。ちょっとお顔に疲れが見え始めたマイスター茂木。

一晩冷静に考えて、目星をつけたいくつかのオールドバイオリンをもう一度見に行くため、筆者と間藤はパリのアトリエを再訪問しました。

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カフェオレを片手に地下鉄を待つマドモアゼル間藤。手ぶらで玄界灘は越えられません。

一方、マイスター茂木とバイオリンインストラクター中の班は、オールド弓を求めて、一路ベルギーブリュッセルへと旅立ちました。

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ベルギーブリュッセルの老舗Maison Bernardの前にて。このお話は、後日マイスター茂木よりブログにてご報告致します!

さて、パリに残った筆者と間藤がまず最初に訪れたのは、Guy Coquoz氏のアトリエです。

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アトリエの1階に並んでいるフランス新作楽器コーナー。

ココズ氏はフランチェスコ・ビソロッティ氏とジオバッタ・モラッシー氏のもとで学び、イタリア各地でバイオリン製作を行なっておりました。その後、フランスへ移りBaroco氏と10年間アトリエを共同経営したのちに、パートナーシップを解消し独立。今ではRue de Romeで最も重要なアトリエのひとつです。

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同じく1階にある高級品コーナー。フランスものからイタリア、ドイツまでの良い品が並んでいる。

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地下室に並べられている1900年代前後のモダンバイオリンたち。フランスの作品が多い。

選定の流れとしては、まずは徹底的に弾いてみることから始まります。その後、こちらが考えている音のイメージと合致する、手応えのあった作品に絞り込み、楽器を検品をしてゆきます。

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ココズ工房のレセプショニストとして勤務するOrlando Faneite氏。自身もプロのヴァイオリニストとして活動している。

検品の際に見るべき箇所は、響板の割れ、過去の修理痕、修復方法、修理箇所の数、修理場所を内側から検査します。音が良くても、魂柱に修理痕があるなどして諦めた楽器が沢山ございます。

古い楽器はどんなに音が良くてお買い得なものでも、お客様へお売りした後にご迷惑のかかるトラブルが起こることがないように、正確な情報を集め、細心の注意と冷静な判断力が求められます。

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一緒に最終検品を手伝って下さるココズ氏。彼の確かな見識と誠実な人柄には、世界中のミュージシャンからの信頼も厚い。

それでは、ココズ氏の工房にて今回入手しました2本のオールドバイオリンをご紹介します!

Ficker, Markneukirhen, ca1750, certificate by Guy Coquoz

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フィッカーはドイツ・マルクノイキルフェンで18世紀に最盛期を迎えファミリーとして結実したメーカー。作品のスタイルはオーストリアの歴史的名器ヤコブ・シュタイナーに影響を受けており、本作品もその影響が充分に見て取れる風格のある逸品です。小ぶりな見た目とは裏腹に、抜けの良さと重厚な音質が魅力的です。ボディサイズ353mm。

Thouvenel, Mirecout, ca1820, certificate by Guy Coquoz

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こちらも18世紀のフランス・ミレクールを代表するトゥーヴェネル・ファミリーの作品。木材は素晴らしいピュアスプルースと美しくゴージャスなメイプルに、ゴールデン・ブラウンのバーニッシュを纏ったています。艶感と芳醇に籠った豊かな音色は、まさにオールドフレンチバイオリンの世界へと誘います。

次号では、幸運にも「オールドバイオリン祭り」となりました今回の成果をご紹介。オールドバイオリンをさらに2本、ご案内致します!

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夕刻のセーヌ川の風景。

それでは今回はこの辺で。

Au revoir!

2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記はこちら






2015年春 弦楽器ヨーロッパ買い付け日記 3月6日号 その2

皆様Bonjour!
どーも島村楽器弦楽器アドバイザーの糸山です。

まさかのガルネリの登場に、約束の時間から1時間も遅れてしまった一行は、急いでRue de Romeの楽器街から離れ、およそ3km離れた次なる目的地へと移動します。

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緩やかな長い坂道が続くRue Rodier通りの風景

それでは、本日2件目となる素晴らしいルチアをご紹介致します。
弓職人、ムッシュ・エマニュエル・カリエール氏です!

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