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すぐにDJが始められて、こんなに遊べる!GODJ PLUSのレビューと使い方。


DJ機器レビュー担当の神戸三宮店ハギオです!
最初に謝っておきます、この記事を書き終わって見返しました。
当初、すっごくシンプルにわかりやすくまとめようと思って取り掛かりましたが、GODJ PLUSがあまりにも多機能で面白いのでちょっと長くなってしまいました。。。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです!


GODJは、宮城県仙台市にある企業が手がけた世界初の完全自律型ポータブルDJシステムとして発売され話題になりましたが、そのGODJのパワーアップバージョンのGODJ PLUSと、廉価版のGODJ-Cが資金をクラウドファンディングで募り、大成功を収めこのたび正式発売となりました!

目次
GODJ PLUSって何?
では、まずはGODJに曲を入れて再生してみます。
入門者にこそお勧めしたい!楽しくなる機能の数々を紹介!
上級機種並みの高機能も搭載!
こんな機能まで?遊べる機能が多すぎ!!


GODJ PLUSって何?

今回発売になって、大人気のGODJ PLUS

バッテリー駆動で、約12時間連続再生に対応。
(LCD点灯時12時間、LCD消灯時24時間)


最大2TBまでのSDカードに曲を入れて刺すだけですぐにプレイができるようになります。(※SDカード内の曲は最大5000曲まで認識可能です。)


本体内蔵の記憶領域が16GBもあるので、これだけでも十分かもしれませんね。16GB(音楽データ領域約14GB、録音領域1GB、システム領域1GB)ちなみに、GODJ-Cは2GBくらいです。※本体表示では一般的なハードディスクの容量表記に準じています。

さらに

スピーカー内蔵。

これが思っていたよりもパワフルでびっくりです!
スペック的には5W+5Wとの事ですが、予想以上に迫力のある音が出ます。

バッテリー駆動、スピーカー内蔵ということで

こんな感じでちょっとしたパーティにこのGODJ PLUSとヘッドホンだけあれば、その空間の雰囲気が大きく変わること間違いなしです!!


PLUSで追加されたボタンやつまみ

スピーカー内蔵もPLUSのみの機能ですが、まず、劇的に使いやすくなったな~!と思ったのがこのEQ!

旧GODJやGODJ-Cでは、ページを切り替えてEQを操作しなくてはいけなかったのですが、PLUSだと画面のすぐ上にEQのつまみがあるので、ミックスがかなりやりやすくなりました!

これはDJをこれから始める人にとっても、明らかに使いやすくなったポイントですね。


それから、サンプラーパッド!
GODJ PLUSでは、左右で別々のサンプラーを鳴らすことができますので、同時に合計16個のパッドが使えます。
もちろん、サンプラーの音を追加することもできますので、バンクの切り替えでシチュエーションに応じていろんなサンプル音を鳴らすことができます。


では、まずはGODJに曲を入れて再生してみます。

一番右のページのシステムのタブのUSB接続をONにして


パソコンへUSBで接続するだけ。これでパソコンからGODJ PLUSへ曲をコピーすることができます。


パソコンにはこんな感じで表示されますので、ここへ曲をコピーするだけです。カテゴリーやジャンルごとにフォルダに分けて入れておくと使いやすいです。

GODJのディスプレイはタッチパネルになっています。

画面下部のこのあたりを左右にスワイプするとページが切り替わります。


細かくは後で説明しますが、大体こんな感じ。


一番左のページで曲を選べます。


こんな感じで曲が表示されます。
曲を取り込むと自動で解析が始まり、この画像だとDEMO_Cまで解析がされて、BPMが表示されている状況です。

SDカードなどにあらかじめ曲を入れておけば、GODJ PLUSが到着してすぐにDJプレイができちゃいます!(32GB以上のSDカードの場合、GODJ PLUS側でSDカードをフォーマットする必要があるそうです。)

GODJなら、曲を取り込むだけで簡単にDJがスタートできます!
パソコンが苦手な方も曲の取り込みさえできればあとはGODJを肌身離さず持っておけばOK!

入門者にこそお勧めしたい!楽しくなる機能の数々を紹介!

クロスフェーダーの操作だけでEQでのミックスができる!

クロスフェーダーのモードにEQモードなるものが!


クロスフェーダーを移動するにつれて、EQが自動的に切り替わっていきます!
DJプレイをやり始めてEQを使ってのミックスはちょっとした難関なんですが、GODJならクロスフェーダーを移動するだけだからとっても簡単!!

CUEポイントからの小節が表示されてミックスが簡単!

CUE1を設定したポイントにジャンプすると、右下に1:1と表示されます。


CUEポイントからの小節数が表示されます。
8:4まで進むと1:1に戻りますので、8の倍数のタイミングで次の曲に切り替えるとうまくミックスができますよ。

AUTO SYNCモード

このAUTO SYNCをONにすると、トラックのBPMとビート位置を自動調整し、反対側のトラックに合わせます。

至れり尽くせりな感じもしますが、テンポは自動で合わせてくれて、8小節のタイミングも表示されて、クロスフェーダーを移動するだけで、上級者なみのEQミックスができてしまいます!!
GODJでDJを始めるのもおススメです!


上級機種並みの高機能も搭載!

これだけミックスが簡単にできる上に、うん十万円する上級機種並みの機能がふんだんに搭載されているのにもビックリです!

HOTCUEは4つ、LOOP/ROLLももちろんできます!

押すと瞬時にそのポイントにジャンプする、HOTCUEは4つ搭載されています。GODJのFUNCTIONのつまみで操作します。
また、LOOPやROLLも当然搭載されています。
なかでもちょっと面白いのは、HOTCUE1-2、3-4のリピート再生なども行える点。
要するに、LOOPポイントを記録しておくこともできるんです。

エフェクターも6種類搭載!

このボタンを回して、ボタンを押すとエフェクターがかかります。その上のFX Levelのつまみでエフェクターのかかり具合も調整可能なんです!


選ばれているエフェクターの種類はここに表示されています。


画面の右上の場所をタップするとエフェクターのON/OFFができますので、左右のプレーヤーのエフェクターを掛けたい方だけONにすることもできます。


エフェクターはこんな感じ。

  • BC(BitCrusher):音を粗くする。
  • RL(Roll):曲は進みながら、一部を繰り返し。
  • VCF(Filter):よく使う、ハイパス/ローパスのフィルターを掛けれます。
  • DL(Delay):エコーのような残響音がでます。
  • FL(Flanger):ジェット機の飛ぶような音になるエフェクター
  • PH(Phaser):回転スピーカーのような音
また、よく使う、フィルターのエフェクトは設定でGainのつまみをFilterのつまみに変更することも可能です。
FILTERを多用する方は是非お試しください。(後半のMotion LOOP機能の紹介動画で少し使っていますので、気になる方はそちらをご覧ください。)

オリジナル音の追加も可能なサンプラー搭載!

専用PADも搭載されたサンプラーですが、自分の好きな音も取り込めます。





取説の表記通り指定のフォルダにファイルを取り込んでみます。


「Pad」のフォルダに「TEST」というフォルダを作って、その中にサンプル音を指定の名前で並べてみました。


何と!すんなりさっき入れたサンプル音が表示されました!!
これで、自分好みのサンプラー音をすぐに鳴らすことができます!

サンプラーには、8小節のシーケンサーまで搭載!

さらに、サンプラーにはシーケンサーまで搭載されていますので、簡単な打ち込みを8小節分鳴らすこともできちゃいます!!
これ、かなり便利なんです!

2ch入力のミキサー機能まで搭載!


GODJ PLUSの入出力ですが、
出力は入力は
  • LINE IN(ミニステレオ)
  • MIC IN(ミニステレオ・LINE INに切り替え可能)
と、このサイズとは思えないような豊富な入出力を備えています!



この画像のように、LINE INに接続した音源を左右好きな方のプレーヤーに設定して、LINE INに入力されている音にもエフェクターを掛けたり、スクラッチすることもできます。
しかも、マイク入力もLINE INに変更可能ですので、2CH分のLINE入力のミキサー機能を搭載しているというわけです!


こんな機能まで?遊べる機能が多すぎ!!

簡単操作で、ちょ~カッコいい!MOTION LOOP!!

LOOP機能が面白いんですが、Functionのつまみで一番下のところに持って行くと、JOGの部分が 1、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32 に分かれます。
1/2をタップすると1/2拍分ROLLがかかります。
そのまま左右に回してみると、ROLLがかかった部分の音程が上下します!

これがかなりカッコよいので、動画にしてみました。

どうでしょう?
私レベルの操作でも結構カッコよく聞こえませんか?
ちなみに、動画中FILTERの操作をGAINに設定して使ってます。GAINをそんなに使わない方にはこれが結構オススメ設定です。

ヘッドホンの切り替えはこの設定がオススメ

上の動画での、設定の話のついでにこれもご紹介しておきます。



標準で設定画面で「ステレオ→L→R→OFF」という設定になっていますが


シンプルに「ON/OFF」に設定するのがオススメです。


Gainのボタンがヘッドホンの切り替えになっているのですが、これだとこのボタンを押した方のプレーヤーの音がヘッドホンから聞こえますのでミックスがシンプルに行えます。


右のGainを押すと左のヘッドホンはOFFになります。

動画中のFILTERをGAINで使えるようにする設定と、このヘッドホンの切り替えの設定はやっておくのがオススメです。

スクラッチはオートスクラッチモードで!

オートでのスクラッチモードも搭載されています。
画面の左上をタッチすると、プレーヤーがこんな画面に切り替わります。
カーソルをCUEの位置に持って行ってスクラッチをやると、GATEが自動でかかり、スクラッチができます。


個人的にはスクラッチをやりたい方は、電池でも駆動して野外でもプレイ可能なポータブルターンテーブルを接続することをお勧めしますが、GODJ PLUSのオートスクラッチは是非試してみてください。

カフェのBGMに最適!AUTO DJ機能まで搭載!

オートDJをONにすると、最後に再生した曲のフォルダやプレイリストの中の曲がオートで切り替わります。カフェなどのBGMや、ドライブに最適ですね!

しかも、GODJ PLUSの裏には壁にかけれる穴まで用意されているという設計!

ドライブ用には、タイムアライメント

ドライブと言えばこれ、左右のスピーカーのタイミングを調整して、車の運転席でちょうどよく聞こえるように設定したりできますね。

ギター、ピアノ演奏モード?

キーボードや、ギターを弾くモードまで搭載されています!
コードパッドや、アルペジエイターまで!!
これ、DJ用の機材ですよね?って言いたくなりますよね。

ちょっとだけ鳴らしてみました。

GODJ PLUSがあれば、いつでもどこでも弾き語りや、セッションができちゃいますね!!

将来的にUSB-無線子機で定額制音楽配信サイトと直でつながる!?

このUSBポートが何用なのか気になったので、いろいろ試してみましたが、現状ではまだ使用できないようです。
ただ、将来的にUSB無線子機などを接続して、定額制音楽配信サイトなどの曲を直接使うことができるように開発中との事。

こちらもかなり期待したい機能ですね!!

発売以来、かなりの人気で、最近私がはまっている機材GODJ PLUSのご紹介でした!!


実機を体験できる店舗はこちら

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海外で大ブーム!Portablist (ポータブリスト)って何!?

https://info.shimamura.co.jp/digital/img/upload/shimastaff2/2016/Portablist_top.jpg

ここ最近海外で『 Portablist ( ポータブリスト )』というシーンが大盛り上がりを見せています!

まずは、こちらの動画をご覧ください。

www.youtube.com

凄く楽しそうですね!このお二人がバトルブレイクス「 NINJA SEVEN 」を作った DJ $HIN さん(左)と DJ A1 さん(右)です。

電池で駆動する”ポータブルレコードプレーヤー”に、”ポータブルクロスフェーダー”を取り付けて、”ポータブルスピーカー”につないで、外に出てスクラッチするのが『 Portablist ( ポータブリスト )』です。

これまで、ストリートミュージシャンや、ラッパー、ビートボクサーが外で演奏しているのを見て、羨ましかったスクラッチDJが、外で一緒に演奏できるようになりますね!
Portablist を集めて、スクラッチセッションを楽しみましょう!!

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ミュージシャンのための高音質カメラ「ZOOM Q2n」レビュー

https://info.shimamura.co.jp/digital/img/upload/shimastaff/2016/zoom_q2n_.jpg

こんにちはデジタルアドバイザーの上坊(ジョウボウ)です。

ZOOMのベストセラー・ハンディービデオレコーダー、Qシリーズの最新機種「Q2n」が発売されました!
www.zoom.co.jp


「演奏の録音?そんなのスマホで録ってるよ!」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな方にこそ、ぜひ一度試していただきたいのがこのZOOMの「Q2n」です。
ではさっそく紹介させてもらいます!

続きを読む

縦笛しか吹けないDJがデジタル管楽器ローランド AE-10に挑戦!

第1回:Aerophoneの紹介といろんな音色で音を出してみる。

サックスど素人でもAerophoneが吹けるようになるのか?

DJ担当のハギオです。普段はDJ機材をメインに紹介しているのでデジタル管楽器に興味のある方にはきっと初めましてですね。

このたびAerophoneに挑戦せよ!との指令がありDJの記事しか書いてこなかった私がRolandの Digital Wind Instrument Aerophone (デジタル・ウィンド・インストゥルメント・エアロフォン)「AE-10」に挑戦してみました!

www.roland.com


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3回に分けてハギオのAerophone挑戦をご紹介しようと思います。

  • 【第1回】Aerophoneの紹介といろんな音色で音を出してみる。
  • 【第2回】ドレミに挑戦!ほぼたて笛!
  • 【第3回】曲に挑戦!『ルパン三世』を弾こう!

結果、思ったよりも簡単に弾けることがわかりました!

それでは早速!

Aerophoneの紹介と音が出るようになるまで。

音を出すまでと音色紹介の動画をご覧下さい。

Aerophoneの音を出してみよう!

まず、音を出す前に吹き口を外してみました。

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サックスのリードのような形をしています。
このサックスでいうところのリードのような形状になっている部分を手前に来るように取り付けます。

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サックスのリードのようになっているので、音を出すときもサックスの要領でリードを震わせて音を出すのか?と思っていましたが、何と!
吹き方は縦笛と同じ要領で息を吹くだけ!
当然吹く強さで音量が変わります。あまりの簡単さにビックリ。

腹式呼吸で、ダイエットにも効果的!?

吹いてみて分かったことがありますが、結構おなかの筋肉を使いますのでダイエット効果も期待大!

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簡単に音量調整が可能で夜も練習できるため、なかなか運動する時間がとれない大人の方にもオススメです。

吹く強さの感度調整もできるので、通常はM(Midium)でOKですが、お子様や肺活量が少ない方はL(Light)1-2、肺活量の有り余っている方やダイエット目的の方はH(Heavy)1-2にすると効果的なエクササイズができますよ♪
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音色をいろいろ変えてみます。

Aerophoneの裏のTONEボタンを押しながら矢印を左右に押すことで、いろんな音色で演奏することができます。

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それから、触っていて気づいたんですが、TONEボタンを押しながら右手のキーで1-7のユーザートーンを瞬時に呼び出し可能です。

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ということで、音を出すことが思った以上に簡単だったので、次回、ドレミに挑戦してみます!



第2回:ドレミに挑戦!ほぼたて笛と同じ運指だった

前回の「Aerophoneの紹介といろんな音色で音を出してみる。」に引き続き、縦笛しか吹けないハギオが、今回はドレミに挑戦してみます!

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ドレミに挑戦の動画
キーの押さえ方を習いドレミに挑戦するまでの動画をご覧下さい。
youtu.be


縦笛は得意なハギオが縦笛と同じ要領でドレミを吹けた

Aerophoneにはサックスとほぼ同じ数のボタンがついているようなので、「これは覚えるの大変だぞ~!」と思っていたハギオですが、なんと!ほぼ縦笛と同じ押さえ方でドレミファソラシドが吹けるということが判明!!

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ホントに縦笛と同じ。
これなら吹けそうだぞ~
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの押さえ方を縦笛と比較しながら一覧にしておきます。

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どうですか?ほとんど縦笛と同じです!とっても簡単でびっくりしてしましました!

縦笛と同じということで分かったことが、私みたいになぜか縦笛は得意だった方がAerophoneを練習すればいろんな音色で演奏ができちゃうわけですね。

みんなの前で演奏したときも、縦笛だと微妙な空気になってしまったのですが、Aerophoneでよい感じの音色で演奏すれば、やってることは同じでもみんなの反応は明らかに違ってきそうです。

オクターブ上や下もボタンを押すだけで簡単!

さらに、左手の親指を置く位置の上下に2つずつボタンがあります。

2つ上 2オクターブ上
1つ上 1オクターブ上
1つ下 1オクターブ下
2つ下 2オクターブ下

となっています。

このボタンを押しながら吹くだけでかなり広い音域が演奏できるようになるわけです。

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ということで、縦笛が吹ける方なら簡単にドレミが吹けるようになるということが分かりました。
次はさっそく曲に挑戦!ルパン三世を弾いてみたいと思います。



第3回:ルパン三世に挑戦

前回の「Aerophoneの紹介といろんな音色で音を出してみる。」、「ドレミに挑戦!ほぼたて笛と同じ運指だった」に続いて縦笛しか吹けないハギオが、いよいよ曲の演奏に挑戦してみます。

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ルパン三世に挑戦動画

youtu.be

ルパン三世のエアロフォン譜

吹奏楽でお馴染み「ルパン三世」のテーマソングですが、音階にするとこんな感じ。

ミソミラ / ミソミ / ミソミラ / シソラミ
ララミレ / ララシドラ / ラミレ / シソラ

オクターブ上の音は赤文字にしています。
せっかくなのでAerophone譜を作りました。

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オクターブ上の音階と、オクターブ上から戻るときに注意

オクターブ上のミの音に行くときのオクターブキーを押す操作と、逆に上のオクターブから下がってくるシの音の時に間違いやすいので、注意して吹いてみてください。

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あと、インストラクターの相沢に教えてもらったポイントとして、オクターブキーの押さえ方。
指の関節当たりを真ん中に置いて、指を縦に動かすとオクターブの上と下が押さえやすくなるようです。

ピッチベンドとグロウル

右手の親指あたりにあるレバーで、ピッチベンドとグロウルトーン(歪んだような唸るサウンド)をかけることができます。
※動画中ではビブラートと言っておりますがグロウルの間違いです。

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ピッチベンドはキーボードなどの左側についている操作に近いと思います。

https://info.shimamura.co.jp/digital/img/upload/shimastaff2/2016/HAGIO_AE10_16.jpg


と、ここまで3回に分けて行ったAerophoneへの挑戦記事ですが、動画撮影をスタートしてわずか30分程度で何とか一曲吹ける(?)ようになりました!私のセンスが良いのか、Aerophoneが簡単なのか?
真相は是非皆さまが島村楽器各店でお確かめください!

この記事を書いた人

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DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJを志す。
その後すぐDJバトルを企画し、10年以上定期的にDJバトルをプロデュース。
現在もいろんな大会を企画しています。
DJ機材に関して日々追求を続けておりますので、DJ機材に関することなら何でもご相談ください。

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【2016楽器フェアレポート】DTMソフト、MIDIキーボード、オーディオ・インターフェース編


この記事では2016年11月4日(金)、5日(土)、6日(日)東京ビッグサイト西1・2ホールにて開催された楽器フェア2016の会場で見かけたDTM機器全般をご紹介したいと思います。

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