島村楽器公式ブログ

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MIDI接続でiPhone・iPadを本格的な楽器に変身。MIDIインターフェース・アプリレビュー!

皆さんこんにちはサカウエです。

秋の予兆を感じる今日この頃、秋といえば七輪でサンマ。スダチを一振りしぼって「秋味」とともにいただく、、そうじゃなくて音楽ですよね、オンガク。

さて今回はそんな音楽の秋にぴったり、iPad / iPhone / iPod TouchアプリケーションとMIDI楽器を組み合わせてモバイル音楽を楽しむことができる画期的な新製品、LINE6「MIDI Mobilizer II」と YAMAHA「i-MX1」をご紹介いたします。
ちなみにサンマは柚胡椒でもイケると思います。

MIDI接続によってiPad / iPhone / iPod Touchが本格的な楽器になる!

iPhoneiPadが楽器として使えるってことはこの「島村楽器はてなダイアリー」でも何度か紹介していますので、皆さんもよくご存じだと思います。
TV-CF等でもお馴染みですね。

ところでシンセやピアノ系のiPhone / iPod Touchアプリの場合、鍵盤が小さすぎてスゴく弾きにくくないですか?


しょうがないのはわかってるんですが、メジャーが間違ってマイナーに(泣)・・ワタクシの手が特別大きいわけじゃないと・・・

実はサカウエもそれが原因でiPhoneの音楽アプリは、今まで買ってもほとんど使っていませんでした(ゴメンなさい・・だって弾きにくいんだもの・・)。

ところが、今回ご紹介する新製品、LINE6「MIDI Mobilizer II」や YAMAHA「i-MX1」があれば、iPad / iPhone / iPod Touchと、自分がすでに持っている電子楽器を組み合わせて、より快適なモバイル音楽を楽しむことができてしまうのです。

というわけで、さっそく LINE6 JAPANさん、ヤマハさんに製品をお借りして試してみましたよ(LINE6 JAPAN株式会社様、ヤマハ株式会社様どうもありがとうございました!)

ジャーン!これがそれ。This is it!

LINE6「MIDI Mobilizer II」

YAMAHA「i-MX1」

どちらもiOSデバイス対応の「MIDIインターフェース」呼ばれる製品です(iOSデバイスというのは、iPad / iPhone / iPod Touchのことです)

MIDIインターフェース」というのは、みなさんお馴染みのMIDIデータ(電子楽器の演奏情報ですね)を複数のハード、ソフト間でやり取りするときに、仲介役をしてくれる道具のことですね。

これでサカウエのiPhoneは生まれ変わるんだー。

ドック端子に接続するだけ!面倒なセッティングは一切不要

パソコンでMIDIインターフェースを使用する時って、普通はドライバ・ソフトのインストールや設定作業といったいろいろな準備が必要になりますよね?

ところがこのどちらの製品も、本体を iPad / iPhone / iPod Touch のドック端子に接続するだけで設定は終了。ホントにこれだけでO.K.


楽器との接続も簡単

両アイテムとも、両端がミニステレオ端子とMIDI端子になっている専用ケーブルが2本付属していますので、ミニジャックを本体のIN、OUTに、一方を楽器のMIDI端子と接続します。このときお互いのINとOUTをつなぐのを間違えないようにしましょう。

はい、以上でLINE6「MIDI Mobilizer II」やYAMAHA「i-MX1」と自分の楽器を組み合わせたモバイル音楽制作のセッティングは終了です。めでたしめでたし。

MIDI端子、MIDIケーブルについて

ここでMIDI端子って何のためにあるのか良くわからない方のためにチョットご説明しておきます。(知ってる方はココは読み飛ばしてくださいね)

皆さんがお持ちの電子楽器(シンセ、電子ピアノ、電子ドラムなど)の本体をチェックしてみてください。たいがい裏パネルのあたりにMIDIのIN, OUT, THRU といった端子が付いていると思います。


こんなんです。

ついこの間まで、電子楽器の演奏情報のやり取りにはこのMIDI端子同士を「MIDIケーブル」でつないでいたんです。このケーブルを通じてMIDIデータ(電子楽器の演奏情報)が伝わるわけですね。

たとえば楽器AのMIDI OUT と楽器BのMIDI INをつなぐと、楽器Aを弾いたら楽器Bも鳴る・・・といった具合。

現在ではパソコンとオーディオ・インターフェース、MIDIキーボード、シンセとの接続は、USBとかFireWireケーブルを使うのが主流で、MIDIケーブルというのはあまり使われなくなっていますね。(やり取りする情報は同じMIDIデータですけど)

でもUSBやFire Wire等の端子が付いていない、ちょっと前のシンセ音源などを使う場合は、サカウエは今でもMIDIケーブルを使って音を鳴らしています。

以上MIDI端子のお話でした。

鍵盤で演奏して、いろいろな音楽アプリを楽しもう!

というわけでLINE6「MIDI Mobilizer II」も YAMAHA「i-MX1」のセッティングは非常に簡単。では音楽アプリと組み合わせてどんなことができるのでしょうか?

では改めて気になったアプリを交えて、いろいろとご紹介したいと思います。

今回紹介するアプリはすべてAppStoreからダウンロードすることが出来ます。
(製品情報、価格は2011/8/29時点のものです)

注意点としては「MIDI Mobilizer II」や「i-MX1」で動作するのは「Core MIDI」に対応したアプリなので、App Storeでアプリを探す際はCore MIDIに対応しているかチェックをしてダウンロードしてください。

MIDI Memo Recorder
販売価格 無料
対応機種 iPad / iPhone / iPod Touch

まずは定番。非常にシンプルなMIDIレコーダーですが、意外と重宝するので手放せません。しかも無料!

フレーズの録音、再生といったアイデア・メモ的な使い方から、シンセやエフェクターの音色データなども記録することが出来ます。

録音したMIDIデータは「Emailで送信」を選択すると、MIDIデータをメール添付で送信可能です。たおえば、旅先でひらめいたフレーズをサクっと録音して彼女にEメール・・・といったサカウエにはあまり縁の無いシチュエーションではありますが、そんなステキな使い方ができます。iTunes経由でのデータ共有も可能です。

※LINE6純正のアプリのせいか「i-MX1」では起動しませんのでご注意ください。

NLog MIDI Synth
販売価格 ¥800
対応機種 iPad / iPhone / iPod Touch

本格派のアナログ・ライクなシンセ・アプリです。
MIDI接続したキーボードがあれば、まったく違和感なく普通のシンセとしてステージでも使用できると思います。サスティーンペダルやコントローラーといったMIDIデータにも完全対応しているのもすごい。

本格的な音色エディットはもちろん、オーディオやMIDIデータのインポート。アプリ上でMIDIデータやオーディオをレコーディングしてインターネット上にアップできたりと、至れり尽くせり。これで800円はかなり安いんじゃないでしょうか?

Piano Diary
販売価格 無料
対応機種 iPad / iPhone / iPod Touch


これは非常にユニークなアプリ。
MIDIキーボードを使って自分の演奏を、インターネット経由でいわゆる「クラウド」にアップロードして記録する音楽アプリです。(使用する際はTwitterFacebookのアカウントが必要になります)

「Recording」で自分の演奏を録音し、演奏データはインターネット経由でサーバーに記録されます。YouTubeに演奏を公開する機能もついていて、自分の演奏をお友だちに聴いてもらうといったこともできます。なおその際は、演奏をいったんサーバー側でオーディオに変換してからYouTubeに自動アップしてくれるようですね。なおソフトシンセが内蔵されているのでiPad / iPhone / iPod Touchだけでも演奏が可能です。

演奏するたびに自分の演奏が「日記」のようにファイル保存されていきますので、家に電子ピアノがある人には特にオススメですね。自分がアップロードした曲数に応じてiPad / iPhone / iPod Touch 側で使用できる音色が増えていくのもゲーム感覚で面白いアイデアだと思います。


ナイロンギター音色をゲット!

「Piano Diary」は、今後のモバイル音楽における未知の可能性を感じさせてくれるすばらしいアプリだと思います。無料なのもスバラシーっ、さすがヤマハさん。

Garage Band
販売価格 ¥450
対応機種 iPad

コレはもうなんとも文句のつけようがありません。さすが本家。¥450という破格のお値段。
個人的にはGarage Bandのためだけに、MIDI Mobilizer IIとi-MX1のどちらを買おうか迷ってしまいますねえ。

音色、使い勝手、どれをとっても秀逸。iPadで作った楽曲ファイルを、Mac版のGarageBandに送ってさらに作りこむ・・なんてこともできてしまいます。ちなみに初代iPadでもストレスなく動作しております。

いつの日か「えーっこれガレバンだけで作ったのー」「しんじられないワー、、ス・テ・キ・」「まさにネ申」
とかとかいわれる曲を作ってやるゾ、と決心しましたはい決めました。


FantomG7で一緒に使ってみた・・の図。Fantomが少々もったいないかな。

どっちのMIDIインターフェース?

さて、今回ご紹介したiPad / iPhone / iPod Touch用の「MIDIインターフェース」

  • LINE6「MIDI Mobilizer II」
  • YAMAHA「i-MX1」

は機能的には全く同じものと考えてよいと思います。したがって、

  • 自分の使いたいアプリケーションに対応しているか?
  • 自分のiPad / iPhone / iPod Touchに対応しているか?

以上の観点で選ぶとよいと思います。

LINE6「MIDI Mobilizer II」は2011年9月末発売予定、YAMAHA「i-MX1」は絶賛発売中です。
iPad / iPhone / iPod Touchの対応世代、iOS情報、などは各社のホームページでご確認ください。

もちろん全国の島村楽器でも販売中ですし、島村楽器オンラインストアでもご購入いただけます。

まとめ

やっぱり弾きなれたノーマルサイズの鍵盤で演奏できるってのは非常にありがたいですね。MIDI OUTのついてる電子ドラムで遊んでも面白いかもしれませんね。

今回サカウエは「MIDI Mobilizer II」や「i-MX1」で動作するiPad / iPhone / iPod Touchの音楽アプリを、上に紹介したものやそれ以外も試してみましたので、その様子の一部をご覧ください。

いかがでしょうか?
MIDIキーボードを使いことによって、iPad / iPhone / iPod TouchがフツーにシンセサイザーやDAWとして使えてしまいますね。
弾き慣れたMIDI鍵盤が使えるというのは非常にありがたいです。

楽器好きの皆さんも、自宅にチョット前に買ったけど今はあまり使ってないなあ・・といったMIDI端子付きの鍵盤(ポータブルキーボードなど)とか押入れにしまいこんでたりしてませんか?

そんな古い機材でも、iPad / iPhone / iPod Touchと今回紹介した2製品と組み合わせて使うことで、また新たな活用方法が生まれるのではないでしょうか?
もし電池駆動のキーボードだったら、完璧なモバイル音楽環境が実現しますね!

というわけで、皆さんもいつでもどこでも音楽を楽しんでくださいね!ではまた。