「最近寒いよね〜」
・・・という言葉に、
「ほんとほんと! 明け方とか、かなり寒いよねえ〜」
・・・と応えながら、
本当は、肉襦袢の影響で今頃の気候が丁度よいと感じている、
ルシアー駒木(コマキ)です
前回前々回の記事でご紹介した「ルシ駒ギター」!!
なんと展示1週間も経たないうちに、3本ともお買い上げ頂きました!!
有難う御座います。購入下さったお三方の相棒となってくれる事を願っています。
さて、嬉しい気持ちのまま今回もいってみたいと思いますが、
その気分をさらに高めて下さる素晴らしいお客様が工房にいらっしゃいました。
そこで今回は皆様にその様子をお見せしたいと思います。
いらっしゃったのは「優一」さん!!!
最近優一さんは島村楽器イチオシのブランド、JAMESのアコースティックギターを使って下さっています。
使用して下さっているのはJM1200というモデルで、生音を気に入って頂けたとの事。
この純粋な生ギターであるJM1200で活動をしていくにあたって、ピックアップを搭載してエレアコ化したい!といらっしゃいました。
アコースティックギター用のピックアップは意外と種類が豊富なんです。各社工夫を凝らしており、サウンドもコンセプトも様々です。
ただ、どの様なモデルにしろ、取付加工する事で元の生音そのものが変化してしまう事は避けられません
優一さんはJM1200の生音の響きを気入られておりますので、生音の変化は極力避けたいところです。
そこで今回はHISTORYのアコースティックでおなじみ、HPC-2を使用する事にしました。このピックアップであれば、HISTORY同様にもとの音を極力犠牲にする事無く「エレクトリック化」する事が可能です。
作業前に、まずはどの様に進めて行くか、音の好みや使用方法等を伺っておきます。
このブログをお読みの皆さんにはおなじみとなっていますが、私は基本的にどんな内容のご依頼であれ「単なるリペア」を行なうつもりはありません。お客様のご要望に合わせて、さらに上の仕上がりを目指します。「音造り」ですね!!
今回も勿論「小松優一さんの音造り」を目指します。
ですから今回は作業前にどんな音がお好みなのか、この楽器でどんな音を作って行きたいか、まずはミーティング。
私が手にもっているのはこれから搭載予定のピックアップです。
ピックアップ取り付け作業スタート
作業イメージが涌いたところで作業開始です。
まずはストラップピンとしても使える形状になっているジャックを搭載します。
こちらが元の姿。通常のアコースティックギター用ストラップピンです。(ピンボケすみません汗)
エンドピンジャックを搭載する為に通常のエンドピンサイズで空いた穴を拡張します。極力加工は最小限に留めたいので、ドリルでガツン!!・・・とはやらず、手作業でギリギリのサイズに拡張します。
中からはピックアップと電池の配線が出ている状態です。
ピックアップの取付はアンプでの音質に大きく影響します。
最初にお伺いした方向性に合わせて取り付けを行ないます。
取り付けで変化した質量分程度僅かに木材も調整。
あとは弦を張って調整し、音を確認していきます。
取り付け作業その後‥‥
また作業前のミーティングで、「弦高を低くしてみたいけれど、メリットばかりではないですよね〜」と、弾き易さ(弦高)と音色の関係についても話題に上りました。
そこで交換用に高さが違うサドルをお持ち帰り用として作成
この日スタッフのハセガワが丁度お客様のナットを交換中。
優一さんも興味津々!!
優一さん有難う御座いました。
いかがでしたか?
皆様のアコースティックギターも優一さんのようにエレアコ化可能!!
興味をお持ち頂けたそこのあなた!!
早速お近くの島村楽器へGO!!!
ルシアー駒木でした